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Outcome, Performance and resources(4)

さて授業の番号がおかしいのですが、昨日今日で終了した後半2日を前半より先に書いておきたいと思います。

後半は、Watt先生とDr. Whitemanの2人が主宰しました。ちなみにDr.Whitemanは別に悪い人ではありませんが、INLOGOVの勧誘に関しては、学生ほしさからか誇大広告気味なので信用すべからず、です。

そんなことはどうでもいいのですが、まずはWatt先生の3つの講義、Devolved finance and performance、Charging for serviceとBudgetingについてです。Watt先生は経済学者なので、基本的に地方分権の話でも、自治体サービスの話でも、経済学の視点から話します。平たく言うと、必ずグラフが出ます。コストとベネフィットとかの。

Devolved finance and performanceは、分権の話で、まずは地方で予算を組むようにするとどんな利点があるのか、という話です。以前にも書きましたが、イギリスの地方自治体の予算の75%は中央から配分され、50%は補助金として来ます。地方で予算を組むようにすれば、地方にあった予算編成や、「同じ池での釣り」の防止(補助金は国の金なので、各自治体は他の自治体のことを考えず、魚(予算)を取りまくるのが合理的な行動で、ためらった自治体は単純に損をする。自分の池を持てば、魚の数や大きさを考えて漁をするようになる)、中央に伺いを立てなくていいため意思決定が早くなる、といった利点が挙げられました。
さて予算を地方に配分するにしろ、何に基づくかという問題があります。前例主義、政治交渉、自治体評価(Star-rating)での星の数(でも評価でよい点を取るためにはリソースをドカンとつぎ込むのが効果的だが、それだと補助金が増えても得だか損だかわからなくなる)が、Formula(何と訳すんですかね、公式でしょうか)などによる、という話があったあと、彼のお勧めはFormula、一番フェアだからという話がありました。これで配分を行えば、ロビイングの効果も限定されるし、与党の強いエリアが政治的に多く配分されるといった不公平もなくなるというのが彼の説です。

ついでに、組織内での分権の話もありました。予算を各部で決定して、共通のサービス(人事、法律アドバイスなど)には内部であっても対価を払うという発想です。考えたことなかったですね。

それで引き続いてCharging for serviceの話となります。組織が小さければ、取引費用(Transaction Cost)で見合わないが、大きな組織では検討する余地があるとのことでした。ただ、いくらにするかが問題です。価格設定については、利益ベースと支払い能力ベースの考え方があります。これだけの利益を得られるから、その額にする、か、これだけ払えそうだからその額にする、です。後者は無茶のようですが、医療費などはこの考え方です。また、有限のサービスをどう配分するかについては、先着順、供給側の選択(差別につながるおそれあり)、情報を持っている(サービスについて知った人)などの話があり、究極の場合、サービスの質を落とせば希望者が少なくなるので、供給数に余裕ができる、NHSなどはこの手段を使っているのではないか(ひどい医療サービスを提供して、みなが病院に来ないようにする)というジョーク?もありました。

最後の予算については、例によって例のごとく、時間が足りなくなったのでほぼ飛ばしましたが、予算についてもコストとベネフィットによるもう少し合理的な配分があるのでは、という話がありました。

これらの3つのテーマを、初日の午後と二日目の午前中にやってWatt先生のパートは終了です。
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Author:lc630
2009年からバーミンガム大学大学院に留学をはじめました。これからバーミンガム大学を目指す方・40歳を超えて留学しようという方のために、おぼえがき的に少し残しておこうと思います。

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