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Birmingham City Council Meetingの見学

さて、というわけで留学生とフルタイムの学生は年末まで予定もないので、チューターがいろいろと見学に連れて行ってくれます。先日は、ロンドンのホワイトホールでScrunity Commitiee(委員会)も見学してきました。

そして先日は、バーミンガム市のカウンシルミーティングも見てきました。ちなみに現在、City Hall前ではフランクフルトクリスマスマーケットが開催されており、みんなドイツソーセージを食べ、ホットワインやらビールやらを楽しそうに立ち飲みしています。しかし我々はマジメにCity Hallに集合し、なぜか脇にある変な入口(セキュリティチェックあり)から中に入って物置きみたいな部屋から狭い階段を上って議場の後ろに陣取り、マジメに見学してきました。

現在、バーミンガム市の議員(Counciler)は120名、保守党が49名、労働党が36名、自由民主党が32名で保守党優位です。議場はダークな木目調でなかなか格式のある感じで、中央の背の高い椅子に市長がどーんと着席し、後ろから見て右側が労働党、真中が自由民主党その他、左が保守党の席です。各自の席のテーブルにはひょろ長いマイクが付いており、立ち上がって発言するとちょうどいい高さになります。発言中は、正面の両側に設置されたモニターに、発言している議員の名前と所属政党が字幕で入ります。面白いです。

ミーティングは月1回、午後2時から夕食タイムを挟んで19時あたりまで続くようですが、私達は途中で退散してきました。
今回の議題の一つ目は「レジャー・スポーツ・カルチャー」委員会からの報告です。

(おわび:ちなみにワタクシたいへん不勉強(特に政治)なので、これ以降誤りがあるかもしれませんが、その際はコメントいただけますと大変幸いです。また、申し訳ありませんが話半分にお聞きください。)

日本の地方議会ですと、ここで発表するのは総務部長か教育長あたりなのですが、発表者はポートフォリオと言われる議員の一人です。イギリスの地方議会は行政機能を有しており、いくつかの委員会がそれぞれの事業の執行を意思決定し、事務組織を指揮して執行します。今回議場に立ったのは「レジャー・スポーツ・カルチャー」委員会ですが、他にも「交通委員会」や「コミュニティ委員会」、そして「監査委員会」などがあります。

以前は、事業の執行や進行管理については「委員会として行う」だったそうですが、それだと「みんなで決める」となって非効率なうえ、事業執行が遅れた場合など誰の責任だかはっきりしないため、今はポートフォリオフォルダーを議員の中から決め、その議員が責任者となるという体制をとっているようです。なので、発表者もポートフォリオフォルダーです。

発表の内容なのですが、なぜかパソコンでDVDが放映され、今年バーミンガム市で行われた様々なイベント(ハーフマラソン・クリスマスマーケットやアートイベントなど)の映像が、カッコいい音楽と参加人数の字幕付きで流れます。あとは口頭と配布レポートでの説明です。

その後質問タイムとなり、3、4人が立ち上がって次々と質問し、最後にポートフォリオフォルダーがまとめてそれぞれに簡単に回答します。これで委員会からの報告は終了です。

ここであれーと思ったのが、日本の地方議会ではこの質疑応答こそが一応のハイライトで、議員さんからの質問に知事(市長)、部長や課長が答え、再質問が出るとえー勘弁して、になったりするわけです。が、ここでは回答がものすごくあっさりしています。全員分まとめて回答でしたし。

不審だったので、見学後、みんなでお茶を飲みに行った席でチューターに聞いてみました。チューターいわく「あのミーティングはいわば『確認』のミーティングで、委員会でもう全部決まってて、監査委員会(Scrunity Commitee)で審査されれば実質的には終了なのよ。でもその委員会に属していない議員は情報を得られないから、あの場でみんなで確認するわけ」という意外なお言葉。

え、じゃあ例えば私が議員で、あの席で初めて聞いた事項にすごーく反対だったらどうすれば?手を挙げて「反対!!」とか言えばいいんですか、と聞いたら、「まあ実際にそれによって決定事項に変更はあまりできないと思うけど、議員としてのパフォーマンス(スタンドプレイ)としてはやる人もいると思うわ」と、また意外な発言。

これをINLOGOVの一緒に飲んだ教授にも聞いたら、「うーん本当に反対で、そのポートフォリオフォルダーが自分の所属政党だったら、所属政党の集まりで持ち出して交渉すると思うな。もし自分の所属政党でなければ、所属政党の集まりで提案して、政党の意見として相手の政党と交渉すると思う。重要なことって、そういうオフィシャルじゃない場でけっこう決まってるんだよね」とのこと。

へー。

いえ、重要なことはうちうちのネゴで決まる、というのは世の常ですが、けっこう面白かったです。Council meetingは予約も何もなく自由に見学できるそうなので、来月か再来月、また行ってみようかなーと思っています。

あ、ただし、地元の議員さんはバーミンガム訛りの人も多く、それ以前に英語もわからんので発言内容はすごーくわかりません。ただ面白いので。
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Author:lc630
2009年からバーミンガム大学大学院に留学をはじめました。これからバーミンガム大学を目指す方・40歳を超えて留学しようという方のために、おぼえがき的に少し残しておこうと思います。

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