スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Public Managenemt and Governance(1)

10月22日に集中の第一日目がありました。23日に2回目があり、ちなみに3,4,5回目は11月下旬の予定です。いかに自己管理が難しいかという、、、

仕組みとしては5日で1モジュール終了で、2日・3日と分けて実施されます。最初の2日が終了すると宿題ひとつ、次の3日が終了すると最終課題、らしいです。(おそらく講師によって異なる)
1年間でコアモジュール4つ、オプションモジュール2つを終了すること+修士論文(Dissertation)が卒業の要件です。

初日の科目は
Ideas about governance-framework of thinking
1 Hierarchical governance
2 Managerial governance
3 Market governance
4 Network governance

この後、自分の組織について分析する、というディスカッションです。

イギリスの授業の油断ならないところは、スケジュールを見ると講義形式でも、端々で発言の場やディスカッションがあります。この日もまず「ガバナンスと聞いて、どんな単語を思い浮かべますか?」から始まりました。
ただ、「ガバナンスとはこうです」との定義は行いません。framework of thinkingなので。Robert ElmoreやRobert Quinnの組織文化の4つのタイプ、などの話があって、外的状況によって、組織には適応した形態がある、といった話がありました。例えば、ネットワーク・ガバナンスは外的状況が安定していて、比較的フラットな組織で機能するが、外的状況が不安定な場合、同じくフラットな組織で、オープンシステム(市場競争モデル)などが機能する、などなど。

その後のHierarchical governanceは、基本的に官僚主義(Bureaucracy)の意義の見直しです。今でこそ官僚制は人類の敵みたいに言われていますが、きちんと意義と利点があることを中心に話がありました。

Managerial governanceは、基本的にNPMの再確認です。なぜNPMという考え方が生まれたのか、それに対する批判、などです。概論的な話がほとんどだったように思いますが、NPMが発達した理由のひとつに、マネジメントの研究が進んで、いわば専門的技術と考えられるようになったことが挙げられていたのは面白かったです。

Market governanceは正直よくわからなかったのですが、行政のサービスを民間企業の製品と同様、マーケット(市民)の求めるものを調査して提供するとかの話でした。基本的には民間調達や、公共組織内の企業家精神についての話があって、イノベーションを生み出すガバナンスとは、とか、イノベーションの生まれる仕組み、発達過程(最初は他の例の受容、次に真似、そしてイノベーション、とか)などの話、だったと思います。

Network governanceというのは、UKでただいま大流行のPartnershipと近い概念で、まあ基本的には行政の役割を分散し、行政・市民団体や企業で社会的な目的を達成しようというものです。日本で俗に言う「協働」です。(ただ、パートナーシップと協働は、基本的な部分でだいぶ違うと私は考えています。)
ネットワークガバナンスにも、ゆるいつながり、権力的で強いつながりなど様々あって一様ではない、などの話がありました。

ディスカッションについては、「大変でした」。そういう感想を聞いているのではない、というご意見はもっともです。テーマは、「アナタの組織では上記の4つの類型うち何が見られますか・その際のマネージャーの仕事は?」です。
UKの現職公務員と(が)いろいろ話し合った結果、それぞれのガバナンスの根底にも、けっこうヒエラルキーガバナンスがあるんじゃないの、てな話になりました。
例えば、ネットワーキングガバナンスにおいても、何かを決定する、となったときには、必ず決定権者が必要だし、決定のためのルールもありますよね。完全な水平(平等)、というわけではなく、ヒエラルキー・官僚主義(ルールに従う)の面が出てくるわけです。
もっともこれは、UKの学生に一人面白い男がいて、「俺は官僚主義を支持する。だってルール遵守は大事だよ」と遠慮なく主張するので、流れ的にこうなったのかもしれません。

さて、初日で気付いたことですが、ディスカッションに参加がむずかしい、などは想定の範囲内でしたが、ノートが取れません。聞くのと書くのはどっちかしかできないことを発見しました。ので、私の初日のノートがほぼ真っ白なのは、決して寝ていたわけではありません。誰に弁解しているかわかりませんが。

1日目はそんな感じでした。私の理解した限りでは。次は2日目を書き留めます。
スポンサーサイト

テーマ : イギリス
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

lc630

Author:lc630
2009年からバーミンガム大学大学院に留学をはじめました。これからバーミンガム大学を目指す方・40歳を超えて留学しようという方のために、おぼえがき的に少し残しておこうと思います。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。