スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

最後のエッセイ提出

さきほど、ようやく12本目、最後の宿題を提出してきました。少々提出時間をオーバーしてしまい(本当は12時)、でも前回もそうだったのでいいか(前回は私のせいでなくギリシアの兄さんがプリントアウトに手間取って付き合ったため)と思って行ったらディレクターのJohn Raineがオフィスに。ひー、と思って慌てて出してきたので、何の感慨もありませんでした。残念です。

さてエッセイで思い出したことを書いておきます。
エッセイを書く時、まずはモジュールのリーディングリストにある本や論文から読むわけですが、これ、エッセイの締め切りが近づくと、みんな借りるので図書館からけっこう本がなくなります。リーディングリストにあるような本は8、9冊用意されているのもあるのですが、当たり前ですが生徒の方が多いので、いざ借りようと思ったらナイ、という事態はよくあります。ライブラリのWebで予約を入れようにも、返却日を見るとみんな締め切り後だったり。私はレファレンスがいつも少ないのですが、サボっているだけでなく、借りられなかったので読めなかったというのもあるのです(一部)。リスト以外の本は引用に値するくらいの有名な本かどうかが判断つきにくいので、できればリストの本を早目に押さえておくのをお勧めします。

特にエッセイで難しいなあと私が思うのは、引用で自分の意見を裏打ちする部分です。いろいろと本や論文を見て、私に都合のいい意見を探すのですが、ぴったりのものがなかなか見つからないこともよくあります。少し違う視点から述べている、というものも多々あるので、まず字数を稼いでかりそめの安心感を得るためにとりあえずコピペするのですが、この微妙に違う各種意見を後で筋立てるのが結構むずかしいのです。日本語ならまだしも、私の「実直な」英語でつなげるのはかなり大変です。却って1冊の本を中心に述べた方がすっきりするのですが、そうなると参考文献が異様に少なくなり、これはこれで問題です。多くの文献からの多様な意見を使いこなすことと、説得力を出すことを同時にやるのは難しいなあと思います。

あと、どうでもいいことですが、エッセイの書き方のクラスなどでは、主語にIを使わず、受身形で表現するとアカデミックらしいとか、ButではなくHowever, In additionでなくMoreover、BecauseでなくTherefore, Henceなどを使え、などと教わります。でも実際の学者の論文を見ると、クラスではダメと言われたような表現を自由奔放に使っていたりして、いいなあ、名声の確立した学者は、とちょっと思います。ちょっと皮肉屋かなと思う学者の論文は自由奔放度が高く、それはまだいいのですが、時々婉曲な皮肉など使ったりするのでそれは勘弁してよと思います。

スポンサーサイト

テーマ : 留学生活
ジャンル : 海外情報

最後のエッセイ

いや、7月も下旬なのにまだあるんです、エッセイ。カザフの子が「そんな遅くまでエッセイがあって、論文に集中できない!」と文句を言っていて、その時は「何週間も毎日朝から晩までエッセイ書いてるわけじゃないんだから、論文と平行してやればいいだけじゃん」と思っていましたが、意外と苦しいですなあ。ただ、今回のエッセイは毛色がちと違い、論文の構成を、Methodologyを中心に説明するようなものなので、結局論文のフレームワークを考える作業と同じです。まず、自分の論文の背景を説明し、それからその分野での議論とか、主要な論点を挙げること、そして対照的なリサーチの手法を2つ挙げてメリットデメリットを比較し、結論では自分のリサーチがどう実務に役立つかを述べる(INLOGOVのお約束)、というものです。リサーチメソッドの授業の宿題なので、Methodologyの部分では自分が実際にはやらないつもりの手法も1コ考えねばならず、しかもメリットデメリットの比較のためにリサーチメソッドの本も引用せねばならず、けっこう手がかかるのですが、実際の論文でも自分のとったリサーチメソッドはそれを採用した理由を説明しなければならないので、まあ、結局やらねばならん作業なのですが。

結局、エッセイを12本書いてきたわけですが、初めの頃と違うなあと思うのは
1 多少速くなった
2 箇条書きでなく、連続した、まとまった文章としてある程度書けるようになった
3 表現(説得力やなめらかさ)に書きながらでも多少目が行くようになった
ってことでしょうか。ただ、INLOGOVのみなさんが採点が遅く、まだ返ってきていないエッセイが3本あるので、上達したかどうか(点が上がったかどうか)はわかりません。表現が妙に口語的になったと取られて悪くなっているかもしれません。
解決していないお悩みは山ほどありまして、学者になるわけではないのでそれほど気にはしていませんが、引用部分についてHe/She stateとnoteばかり使ってやたら単調になるのはいつも悩んでいます。学者の論文では手を変え品を変え自在に引用したり、要約したりしているのですが、要約なんて飛ばし読みしかしていないから怖くてできないし。まあ、シロウト、しかも英語がネイティブでないガイジンは流暢より実直がいいか、とも思ってます。実直と言えば聞こえがいいですが、単に棒のような英文という説もあります。

私の理解ではエッセイというのは論理性と先行研究の議論がきちんとされているかで評価されるところは論文と同じですが、なにぶん短くて議論を尽くすわけにはいかないので、説得力(迫力)勝負というのも多分にあるのではと思っています。証拠はありませんが、まあ、おそらく採点者が忙しい先生だったりすると、それほど真剣に細部まで読んでくれないのではと思うので、一読して「あーそうだな」と思ってもらえるエッセイ、というのをある程度目指しています。ある程度というのは、エッセイで高得点を取るのが目的ではないので、表現力だけに集中してもしょーがないかと思うので。特に興味のある分野は、マジメにリーディングリストの本や論文を読むようにしています。多少。多少と言っている時点でもうアレですけど。

これは完全に私の主観なので、マジメにエッセイをやりたい方は、マジメなエッセイの本なりをお読みいただくのがよろしいかと思いますが、まあ、一応。ちなみに締め切りは明後日で、現在2000ワードです。明日もがんばらないと。

テーマ : 留学生活
ジャンル : 海外情報

エッセイをどれだけまじめにやるかという問題

さて、先ほど11本目のエッセイを提出してきました。6モジュールで1モジュール2本のエッセイなので、残るはあと1本です。学校はもう夏休みで、普通はもう課題なんてないんですけどね。

ところでそのエッセイですが、正直、どれだけまじめにやるかという話がありまして。いや、私はマジメにやってますけど(趣味でやってるから)、時々話に出てくるギリシャの兄さんは、「要領よく」、「まじめにやらない」です。私はそれも戦略のひとつだと思うので、アリだと思ってますが。

彼は学位が目的で、学ぶ内容はあまり関係ないという大胆な目的意識で来ているので、エッセイの目標はPass(50%)ひとすじです。彼は飲み込みが早いので、INLOGOVでパスするエッセイはどんなものかをいち早く理解し、最低限の文献調査(本なんか滅多に読まないと豪語しております)とレファレンスの水増し(読んでないけどレファレンスに入れておく)などを駆使してすべてパスしています。さすがにそれでPass with merit(60%)なんかは取れませんけど。あと、人脈も駆使しており、親戚や友人の英語の得意な人にチェックしてもらったり、(どうやら一部書いてもらっている疑いもあるのですが)、ギリシャの卒業大学の教授とまだコンタクトがあって、資料をもらったり、相談したりしているようです。

ズルだ!と糾弾もできますが、特に人脈の件については彼の実力だなと思います。ただ都合良く利用しようとしたって誰も協力してくれないので、そういう協力者をちゃんと保持している点でも、彼は優秀だなと思うんですよ。いいかどうかは別として。

対照的なのはカザフの子で、彼女は非常な勉強家なのですが、INLOGOVの要求に合わせて書くという飲み込みが悪く、30点をとったり、47点だったりしていました。しかし先日のエッセイは64だったそうなので、INLOGOVスタイルをマスターすれば伸びが大きいんだなと。そしてエッセイの点だけ見ればちとアレですが、祖国に持ち帰る知識が多いのはダントツで彼女だと思います。何を得と見るかでしょうかね。

私たち日本人は真面目だし、受験競争を生きてきているので、フェアにきちんとやることと、高得点を取ることについつい執念を燃やしますが、みんながマジメにやってるわけではないと。あと、前にも書きましたがエッセイの採点もえーかげんなので、あんまりエッセイを点数だけでシリアスに考えるのも精神衛生上よくないのではとか。まあ、そんなこと言いつつ、いい点がついたら単純にうれしいですけどね。

エッセイを書くのは常にしんどいですが楽しいと思うので、私は割とマジメにやります。INLOGOVではエッセイの量産をしなくていいため、1本1本にある程度時間をかけられます。特に自分の興味がある分野からのテーマだと、文献を探す中でいろいろな発見があったりしてかなり面白いです。まあ、いつも字数がなかなか伸びず、締め切り前はいつも不安ですけど。
だいたいイギリスで大学院などやっていると、教授連や先輩PhDから「Enjoy!」とよく言われると思います。エンジョイなんかできるか!と思うことも多々あると思いますが、これって意外と本当だと最近思います。

テーマ : 留学生活
ジャンル : 海外情報

エッセイの不正

今日、帰ってきたら戸口に封書が来ていて、手書きの宛名で差出人がなく、しかも明らかにイギリス人の字でした。「心当たりないけどな」と思って何げに開けたら「アナタのエッセイですが、2次採点者が下記のWebsiteの完全な翻訳であることを見つけました。」という書き出し。
「ええええっ!そんなことはやってませんが、、、」と思って宛名をよく見たら、私あてじゃありませんでした。ああびっくりした。ホントの受取人はこの近くのフラットの住人の女の子でした。
もう開けてしまったのでついでに読んでしまいましたが、要はエッセイがあるWebsiteのフランス語の記事か論文の単なる翻訳で、自作の部分(your original work)が一切入っていないし、引用したと思われる部分もレファレンスに入っているけど、引用が明記されていない、という指摘です。そのエッセイは0点、ちゃんと自作して再提出することは可能だけれど、40点が最高点となります(50点以上が一切問題のないパスで、40点の場合、今後の成績によっては総合点などで卒業資格の条件にひっかかる可能性が出てきます)とのこと。まあ当然ですね。それで普通に50点以上も取れるんだったらマジメに出した学生がバカみたいですし。

フランス語の記事を翻訳しても先生にバレるんだなあ、と思って学部を見たら、フランス語学科でした。そりゃあバレるだろうさ。
オンラインでオーダーできるエッセイ代筆業者も普通にいることだし、まあズル(Cheating)はあるんだろうなと思っていましたが、やっぱりやる奴もいるんだなあ、そして全てではないでしょうが、ちゃんと検知されるんだなあ、とちょっと感心。ちなみに手紙は、開けてしまったので寮のレセプションに渡してきました。

エッセイ書くのって、しんどいですけど面白いですよ、けっこう。一部大学院のように毎週2本とか量産を強いられない限り。構成を考えたり、文献を飛ばし読みしたり、また考えたり、遅々として増えない文字数に不安になったり、文章を飾ってみたり、意味不明になって再度直したり、考え直してまた構成をいじったり、追加文献を探してさっぱり見つからなかったり。あんまり楽しそうに聞こえませんか。
エッセイの課題(質問)にも良問とそうでもないのがありまして、良問はいろいろと学生に考えさせるんですよ。そして、それを通じて勉強させるわけです。以前にも書きましたが、授業だけでなく、エッセイのために自分で勉強することも大学院教育で重要な部分を占めていると思います。

このズルした女子学生はとにかく大学を卒業したかったのかもしれませんが、私のようにいいオトナの場合、楽しいと思わないなら無理して勉強なんかしなくていいと思うし、趣味でやる学問でズルするのはむしろ損だと思います。まあ、私も2週続けてエッセイの締め切りがあるので、ズルして楽になりたいと思う気持ちは非常によくわかりますけど。

テーマ : 留学生活
ジャンル : 海外情報

エッセイの成績というもの

今日、またPhDの人と話していた(正確には飲んでいた)(大学の近くに安いパブがあって、1パイント2ポンド以下(300円以下)で飲めるので)のですが、エッセイのMeritとDistinctionってどのくらいすごいのかと聞いてみました。
彼女の意見だと、PassとMeritの間には厳然たる差があり、Meritはすごいこと、Distinctionはもちろんすごいけど、Meritとの間にはpassほどの差はなく、いわばMeritのオマケ、だそうです。
たぶん大学やスクールによってもこの辺は違うので、これはあくまで一例だと思いますが。

何でそんなことを聞いたのかというと、UKの子がFacebookで、同級生の子の64(Pass with Merit)に対して、「もちろんいい点だけど、あなたにそんな低い点をつけるなんて。」とコメントしていたので、ええーっ、Meritって普通?!と思って。PhDの人は「ありえない!!」と言っていました。以前、他のUKの学生にも聞いたのですが、「ええーっ!」と私と同じ反応でした。よかった。それにしても、そのUKの子達は一体何点くらいを期待していたのかは気になります。

テーマ : 留学生活
ジャンル : 海外情報

プロフィール

lc630

Author:lc630
2009年からバーミンガム大学大学院に留学をはじめました。これからバーミンガム大学を目指す方・40歳を超えて留学しようという方のために、おぼえがき的に少し残しておこうと思います。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。